[長文記事・閲覧注意]
最初にまずお断りです。
ご意見は賛否両論いろいろあると思います。しかし、人の数だけ意見があり、これはそのひとつ、ということでご理解いただければ幸いです。あくまでも一個人の考えに過ぎません。読むのに時間もかかります。つっこんだ意見が苦手な方はご遠慮ください。迷わずブラウザバックでOKです。それでも構わない、という方のみ続きをどうぞ。
内容を端的に言うと「昔出来ていたことを見直そう」です。
かなり長くなってしまいました。
お時間のあるときに、おつきあいくださいませ。よろしくお願いします。
うーん、やはり新曲少なめか。
新しめの曲も増えてはいるのですが、ゆるめの基準で見てもまだまだ不十分と言いますか…。見方を変えれば、全く不十分と言いますか…、(詳しくは後述します。)
大幅改革が無理でも、100曲中、40〜50曲くらいを発表から3年以内の曲にしてほしい。
(※ SEB 発売ペースが変わったことを考慮済み。できれば1.5年以内→3年以内)
えっ?と思われる方もいるかもしれません。
しかし、これにはきちんとした前例があります。SEB黄金期のキリ番です。
下記資料をご覧下さい。
— 資料開始 —
曲の年度情報による新曲・準新曲の収録状況(数え間違いありましたらごめんなさい。)
- 1996年8月発売 VOL.70: 70曲中40曲が、1995年1996年。
- 1997年8月発売 VOL.80: 80曲中50曲が、1996年1997年。
- 1998年8月発売 VOL.90: 90曲中45曲が、1997年1998年。
- 1999年8月発売 VOL.100: 100曲中42曲が、1998年1999年。
—
番外編:VOL.100 以降のキリ番で新曲が多いキリ番
- 2003年8月発売 VOL.140: 100曲中26曲が、2002年2003年。あれ?新曲少なくなってきました。ただし、VOL.130が久しぶりのリクカンだったのに新曲少なめだったことを考慮し2001年も含めると様子が変わります。130に入らなかった新曲を140に入れてほしいというファンの願いですね。
- 2003年8月発売 VOL.140: 100曲中42曲が、2001年2002年2003年。
やはりこの時代ではファンの新曲志向が結果に反映されています。
(まあ、ただ、私は当時140に完全に満足していたわけではなく、NIGHT OF FIREいつまで入れ続けるの? という議論が当時始まったか、活発化したか、なんてこともありまして、キリ番改革の考えのきっかけにはなりました。今とはその改革内容は全く違っていたはずですけどね。よく覚えてません。(笑))
(150はスタッフ選曲で新曲少なめ。160からはリクカン新規登場を示すNEWの文字が踊っている曲も多いですが、年式表示廃止のため、ここで調査終了。)— 資料終了 —
↑昔はこんなキリ番(新曲・準新曲の割合が約40〜60%!)だったので、キリ番だけ買ってる人が、ある程度の重複曲はありつつも、その1年の新曲のヒットを一通り知ることが出来たんです。
今はそれが難しい…。
また、それが難しいせいでキリ番だけ買う層のユーロビート離れの原因になっていると私は長年危惧しています。毎回似たような内容なら自然と飽きてしまいますから。
では…、
3年以内基準だとVOL.225 (2013年9月13日発売) から 239 までの曲が 240 に何曲あるか…。
数えてみました。
DISC-1: 該当曲なし
DISC-2: 05 08 09 39 44 45 46 48
8曲…。少ないですね。
これではやはり新曲を知るためにキリ番を買うことは薦められません…。
では、範囲を拡大して、2011年 VOL.211 から、としてみましょう。約5年半以内。
DISC-1: 該当曲なし
DISC-2: 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 13 20 37 38 39 40 41 43 44 45 46 47 48 50
24曲。
だいぶ増えましたけど、それでもまだまだですね。
約5年半以内という基準なら、ここで前述のVOL.140のように、40曲は超えてほしいところ。ですが24曲でした。また、その内訳が「3年以内8曲」では、古い曲に偏っているということになります…。
140と比べるなら、3年以内の方が曲数が多い上で、かつ、約5年半以内で40曲を超えている必要があります。
また、以前の記事で、211からの曲で50曲のノンストップ案も書きましたが、24曲はその半分より1曲少ないという曲数ですし、重要なのが3年以内の曲が8曲だけであること。やはり新曲への移行が不十分だと思います。
(あの案はDJ REMIXはともかく、それ以外に関しては、全体でワンセットなので、新曲の取り扱いが仮に偶然少し一致したとしても、私にとっては意味はないんです。もちろん、一定の意味とその評価は出来るのですが、中途半端ではダメだと考えていますので…。)
昔のキリ番を参考に、さらなる新曲移行をお願いしたいところ。
ただ、誤解のないように言わせていただければ、古い定番を残しつつ、どんどん新曲に移行することも出来るんですよ。
例えば古い曲は、VOL.10単位で、2曲前後選んで収録する。その上で3年以内の新曲も40〜50曲入れる。これで100曲以内におさめることは可能です。ここは選曲者の腕の見せ所でしょう。当然、2曲前後では漏れる曲も多いでしょうが、毎回同じ曲を入れる必要もないわけです。今回はこの曲が入った、次回は別の曲が入った。そういう曲の入れ替わりを眺めて、いろいろ理由等を想像しながら楽しむことも出来ますね。
古い曲はまんべんなく選ぶもよし、時期に強弱をつけるもよし、可能性は無限大です。
話が少しずれました。
新曲の割合の話に戻します。
—-
キリ番での新曲・準新曲の割合:
SEB VOL.70, 80, 90, 100: 約40〜60%
↓
SEB VOL.240: 8%〜24%
これが現実です。
SEB VOL.70〜100は1年半以内という基準での数であることは重要なポイントなので、忘れないようにお願い致します。つまり、240のように範囲を拡大して考えたら、もっと新曲の割合は増えるわけです。
もちろん、VOL.240は、初心者の最初の1枚としては大丈夫だと思います。
でも、初心者向けのリリースが新曲たくさんだとNGなんてルールはどこにもありません。私はSEB VOL.70でSEBデビューしました。VOL.80と同じく、その当時の新曲中心の内容でしたが、それが新曲ばかりで、抑えるべき古い代表曲が少ないなんて、気にも留めませんでしたよ。だって初心者でしたから。
初心者だから定番曲が少ないなんて気にならないんです。ついでに言っておけば、VOL.70が実質ディスク1枚のキリ番だったことも気になりませんでした。だって初心者でしたから。
CD1枚に70曲も入ってる! なにこれ?曲が繋がってる! すげー! これで十分でした。
あと、その時点で SEB は十分に長期シリーズだったことも挙げておきます。VOL.100 に届きそうだ、という時点で前代未聞の偉業としての扱いでした。何が言いたいかというと、昔と今は違う、という言うだけでは片付かないってことです。その当時でも十分長期シリーズの SEB は、新曲たくさんのキリ番で、新規ファンを獲得していたのですから。私はその一人です。
そして、内容の新陳代謝がありました。あの曲が入った、なくなった、という一喜一憂の楽しみがあり、また、ディスク枚数による曲数の制約の中で、古い曲を残すから新しい曲が入りにくいということもありませんでした。
どんどん曲が入れ替わっていて新鮮である中で、しぶとく残る定番曲、そんな入れ替わりの攻防を眺める楽しみもありました。曲同士のバトルを見るような楽しみ、という感じですかね。
今のSEBはどうでしょうか。古い曲がまだまだ残っていて、新しい曲が入りづらい。その身動きが非常に鈍くなってしまっているように見えます。つまり、言ってしまえば退屈になっている面があるんですよ。正直なところ。バトルが穏やかで刺激がない。
新陳代謝を失う + VOL.240という長期シリーズ、という要素のコンボで、今のキリ番は様子がおかしくなってしまった。そう感じてします。
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私は黄金期(VOL.100くらいまで)のキリ番、SEB に強い思い入れがあります。
Kennyさんがディレクターだった時代の SEB 最高!
H.SAKAMOTOさんのスピード感ある文体の解説も好きでした。
そして、ときにはこんな毒舌も。(笑
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「タイトルは許せねえ」(VOL.82 BLACK OUT / OVERLOAD の解説より引用)
「ナメ切ってるタイトル」(過去の曲と)「比較すると気怠さが妙に残る」(VOL.84 KANPAI KANPAI JAPAN / KING & QUEEEN の解説より引用)
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公式解説なので曲を褒めていることが大半。でも、ちょっぴり本音も見え隠れする、そんな解説スタイルが良かったと思います。
解説者が「俺はこの曲は好きじゃない」と言いたいのが透けて見える公式解説。(笑
私にとっては今でも SEB の解説と言えば坂本さんの解説ですね。
(今の解説はネガティブ要素なしの褒めるだけの印象で物足りないです。私は解説者の本音を見たい。)
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私はこの時代の SEB の雰囲気や、「スタイル」の復活を望んでいます。
キリ番を聴くだけで新曲の魅力を毎年ライト層に伝えることができていた、あの頃のキリ番の良さを取り戻すこと。
半分くらいを新曲で構成すること。
それが私の願いです。
もちろん、以前の記事で書いた大幅改革もありでしょう。ですが、何故大幅改革を考え、記事にさせていただいたかといえば、SEB黄金期のキリ番のスタイルを取り戻すことが叶わぬ夢なら、その代案は改革だろうか、と考えたからなのです。
ですから、スタイルを取り戻すことも、改革を望むことも、どちらも私の望みである、というわけです。
長くなってしまいましたが、お分かりいただけたでしょうか。
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今回は以上です。
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