2016年最後の記事になると思います。2017年も当サイトをよろしくお願いします。
さて…、最近、いまさらではありますが、EDMを聴くようになりました。
EDMってダンスミュージック自体聴かない人から見ると、「ユーロビートやジュリアナテクノ、トランス」と同じ系譜の流行、と捉えられる場合もあると思うんですが、じゃあ、ユーロビートやトランスが好きだった人がEDMも好きか?というと、そうではなく、むしろ苦手な人も多い印象があると思います。ユーロビート好きだからこそEDM苦手。という。エレクトロハウス特有のゴリゴリな音色がちょっと…。ギュイギュイねじれた音がうるさい、みたいな。
少なくとも私はそうだったんですが、EDMの流行し始めて少しずつ聴く機会が増えるにつれて、徐々に慣れたといいますか、良さがだんだん分かってきまして。
で、EDMの流行が始まってから何年も経過したことで、EDMの流行が始まった当初のCDとかは安価に買えたりするようになってきたようなので、そろそろ手を出してみようかな、と。そんなところなんです。EDMはもう終わり、なんて言葉が見え始めた今だからこそ、流行遅れだからこそ、安く楽しめそうかな、という。
で、実際にCD買って聴いてみると、トランスの要素を取り入れたEDMだったり、ジュリアナテクノを彷彿とさせる「フォウ!」という例の声を使ったEDMもあったりして、意外と聴きやすい。
というわけで、EDM、なかなか楽しめております。
前置きが長くなりましたが。
そんな私が買ってみたのが house EXTENDED DJ VERSIONS シリーズです。(Discogs でトラックリストが確認できます)
Italo Disco ファンにはおなじみ、ドイツ ZYX MUSIC のシリーズで、2013〜2014年に計3作品リリースされました。house と銘打たれてはいますが、収録されているのは、EDMを構成する中心的なジャンルであるエレクトロハウス、プログレッシブハウスが大半で、まあ、EDMのコンピといっても、大きくは間違っていない、と思います。(EDMに関しては初心者ですので、間違ってたらゴメンナサイ。)
VOL. 1 (無印) は、2枚組。VOL. 2, 3 は3枚組で、シリーズ名のとおり、各曲 EXTENDED VERSION で収録されています。収録曲はFERRY CORSTEN, TIËSTO, ARMIN VAN BUUREN, ALEX MEGANE などのトランス時代からのアーティストの曲が入っていて、最初の購入の後押しにもなりました。
また、プログレッシブハウスのヒット曲 DARE YOU / HARDWELL feat. MATTHEW KOMA (Youtube PV) 、ビッグルームハウスというスタイルのブームの先駆けとなったらしい ANIMALS / MARTIN GARRIX (Youtube PV) などビッグヒットが入っている (Vol. 3) 一方で、(discogsで調べてみたら)この曲はZYXのCDにしか入ってないな〜、というマイナーな曲も。あと、ドイツのCDなのでドイツのレーベルの作品が多い印象ですね。
パッケージは VOL. 1 は、2枚組なので、2枚組用のジュエルケースですが、3枚組の VOL. 2, 3 は Prevex Box という、特殊ケースが採用されています。写真では分かりにくいかもしれませんが、スピンドルケースに近いケースで、CDが3枚、CD−R、DVD-R のように重ねられた状態で入っています。
たぶん、コスト的に安いのでしょう。ZYX はこのケース使って、5枚組とか、10枚組の廉価商品も出してますね。日本じゃまず採用されないと思います。こういう商品が受け入れられ、商品が廉価で提供される市場というのは少しうらやましい。CDが安く買いやすいってことなので。
なお、最後に販売面。VOL. 1 のみジャケットデザインが変更になった再販盤に移行しています。トラックリストを見る限りでは内容は全く同じみたいです。私がこのシリーズを買い始めたときには既にVOL. 1は再販盤だったんですが、シリーズでデザインに統一感が欲しかったので、なんとか通常盤入手しました。
少し長くなりましたが、今回の記事は以上です。それでは良いお年を。