I LOVE DISCO シリーズでその名を知られるスペインのレコード会社 Blanco y Negro。That’s Eurobeat VOL.6 に収録の名曲 GIGOLO / GREEN ICE のリリース元でもある、老舗の会社ですが、ここの出すCDは実は、品質があまり良くありません。
音楽の品質が悪い、という意味ではなく、CDの製造品質が良くないのです。ディスクの作りが荒削りな感じといいますか…。
(新譜情報がなかなか入ってこないので)今回は、そんな Blanco y Negro の品質のヤバいCD画像集をお届けします。
Blanco y Negro のCDは製造時期にもよりますが、同じくスペインの OPTICAL DISCS (旧称 GEMA O.D.) という会社が製造を担当していることが多く、今回紹介する画像は全て、その会社が製造したディスクです。なので、厳密には OPTICAL DISCS (旧称 GEMA O.D.) の品質のヤバいCD画像集ですかね。
では、お楽しみください。
1. CARIBE MIX & iBiZA MiX (2015, MXCD 3028 (CB), リンクはdiscogs.com)
これは完全に製造不良品。今回紹介する中でも一番酷いヤツ(苦笑)で、PCのディスクドライブに入れてみたら、再生ソフトがフリーズして、ドライブがディスクを強制排出。
これは購入元に連絡して良品と交換してもらいました。
2. 90s eurodance volume 3 (2015, MXCD 3079 (CD))
(2枚目の写真は見やすくするためにSEB163のディスクトレイに問題のCDをセットして撮影)
ディスク内週部の透明部分に、半透明状の液体をぶちまけたような汚れが付着しています。また、そのまわりのディスク番号が書かれている部分にも、同じ原因と思われる汚れ。
これらは完全に固まっていて取れません。乾燥しているので、ベタつきとかはないのですけど…。
また、写真にはうまく写らなかったのですが、ディスクの音楽記録面に、白い小さな飛沫状の点がいくつかあります。ただ、その飛沫状の点はディスク内部の反射層、つまり音楽データを記録しているピットと呼ばれる凸凹より裏側についているようで、音楽の再生には一切問題がありません…。
3. I LOVE DISCO 80’s Vol. 8 (2013, MXCD 2489)
ディスクの音楽記録面に目立つシミがあります。これも音楽の再生には一切問題がありません。たぶん、これもディスクの反射層なんでしょうけど…。
4. iBIiZA MiX + CARIBE MIX (2016, MXCD 3221 (CB), リンクはdiscogs.com)
ディスクの音楽記録面に波を打ったような模様があります。音楽の再生には一切問題がありませんが、長期保存性に不安を感じる仕上がり。10〜20年後が不安です。
いかがでしたでしょうか。日本製のCDではありえないレベルだと思います。(^^;
海外製だからというよりは、このディスク製造会社の技術面が…、と言った方がいいかもしれません。海外のCDはたくさん購入していますが、ここが特に酷いです。(苦笑)
もちろん問題のないディスクが大半なのですが、それでも、なんとなーく技術的な荒さは全体的に感じますね。
Blanco y Negro は、クオリティの高いコンピレーションをたくさん出していますが、ディスクの製造品質が玉にキズで、改善してもらいたい部分です。
それでは今回はこの辺でー。ではでは。
キズとか塗料の付着だったら研磨で改善できることが多いんですが、
反射層がやられていると手の施しようがないので困りますね。
余談ですがZYXのCDはプレスこそ大手に任せてるので製造には問題ないものの、
包装は自前でやってるのか一時期2枚組CDで円周状のスリキズが頻発していて、
訂正不能エラーが起きるレベルだったので研磨業者にその都度送ってました。
(最近だいぶマシになったので久しく業者のお世話になっていませんが…。)
こんにちは。コメントありがとうございます。
反射層はホント困りますね。しかも、ちゃんと再生できてしまうという。
製造会社的には「音楽が聴ければそれでいいだろう」というスタンスなのかもしれません。
海外の購入先に連絡して手続きするのは、いろいろ大変ですから、こちらも音楽が聴ければ我慢するという方向になってしまいます。
ただ、現地スペインでもクレームは出てると思うんですが…。クレーム対策費用より、製造費の削減優先なんですかね。
ZYXは、1〜1.5cm程度のスリキズが入っていることがありますよね。キズの部分がやや太い線状で、少し白く濁って見えるキズ。私も何度も経験しています。このキズがあって音飛びが発生したこともあり困りました。(それは、2枚組ではなく1枚の作品でした。2015年作品。)
ネットで対策を調べたところ、ティッシュペーパーでキズの部分をこする、という方法が紹介されていまして、半信半疑でしたが、ざらつきの少ない滑らかなティッシュで、ダメ元でキズを何度もこすってみたところ、音飛びしなくなったので、ホッとした経験があります。