NORDISKO / ITALOCONNECTION
FRED VENTURA AND PAOLO GOZZETTIによるイタロディスコグループ、ITALOCONNECTIONのアルバム。全曲カバーのアルバムのようです。Tr. 1, 4 がカバーであることに気づき、もしかして?と思って調べてみたら全曲カバーだったというところでして。
原曲がマイナーで知らない曲が多かったので、個人的にはそれほどカバーアルバム感はありませんでした。ITALOCONNECTIONらしい、一つ一つの音にこだわって作られた、洗練された、現代的なイタロディスコ・アルバムになっていると思います。ファンなら楽しめるはず、と思います。
Youtubeで全曲フル試聴が可能。
以下が原曲です。間違っていましたら、ごめんなさい。
1. Secret Service – Flash In The Night
2. Jay-Jay Johanson – On The Radio
3. Carino Cat – Talk To The Hand
4. Fake – Donna Rouge
5. Army Of Lovers – When The Night Is Cold
6. Digital Dance – Cairo C.
7. Jaakko Eino Kalevi – Flexible Heart
8. Saralunden Vs Tobias Bernstrup – Touch Me Now
CHASING GHOST / ITALOVE
New Generation Italo Discoアーティストの中でもトップクラスの知名度を誇るであろう、ITALOVEの2ndアルバム。良いアルバムだとは思うんですが、1stアルバムの出来が良すぎて、正直1stと比べると物足りなさはあります。まあ、それだけ1stの出来が素晴らしかった。
Youtubeでアルバムに収録された楽曲のPVを見ることができます。
個人的におすすめなのは…、
HOLD THE LINE:非常に力強い、キャッチーなメロディが光る名曲。
THE MIRROR:ややスルメ系なものの、何度か聴いて良さが分かると化ける、壮大な雰囲気の名曲。
TEN YEARS AGO (GOLDEN EDITION) / SAVAGE
1986〜7年に録音されたが、契約していたレーベルの営業停止によりお蔵入りになってしまったSAVAGEの2ndアルバムで、2010年にポーランドのKlub80 Recordsよりリリース。今回2023年にリリースされたGOLDEN EDITIONは、その再発盤で、Super Jewel Box、および紙製スリーヴケース仕様となっています。
(日本では1989年にリリースされたI’M LOOSING YOUなど、収録曲の一部はシングルリリースされました。)
1stアルバムと比べるとポップな、角が取れた丸い作風の曲が多いですね。SAVAGEらしい哀愁の世界観は健在ですが、イタロディスコらしさみたいなのは1stの方があると思います。
Call My Name / VALERIE STAR
オランダのNew Generation Italo Discoレーベル、Beach Club Recordsのプロジェクト、VALERIE STARのアルバム。アーティストの名義は違っても、曲の雰囲気はどれも一緒なBeach Club Recordsですが、今回もいつも通りです。私を含めた、この金太郎飴的なイタロディスコが好きな人向け。1曲目のLoving Youのみ、デジタル配信版 (リンク先で全曲試聴可能) と比べ短くエディットされていますが、CDの収録時間の限界のためと思われます。
面白かった、というかニヤリとしたのは5曲目のFlash In The Nightで、間奏のメロディが、ユーロビートファンにはお馴染みの、FANTASY / VIRGINELLE のサビにそっくりとなっております。このレーベル、たまにこういうのあります。
RETRO SECTION / PETER Paul
ポーランドのプロデューサー2人によるプロジェクト、PETER Paulの1stアルバム。イタロディスコ(聴き覚えのある様々な名曲)とユーロディスコ(MODERN TALKINGなど)を合わせたような作風…、スペイン産のイタロディスコの影響も感じる、で、試聴動画で聴いて良さそうだったので買ってみました。
個人的に良かったのは… 3. LOOK AT THE MOON, 7. THE SHIELD OF YOUR HEART, 11. OK, OK.