2017年11月リリースのROFOのアルバムのリマスター盤をようやく入手できましたので、ご紹介します。
本作はCD2枚組で、CD 1 が THE ALBUM。CD 2 が EXTENDED MIXES。
(ROFOは、1982年にROnny Verrept と FOnny De Wulfによって始まったため、この名前になったそうです。)
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Tracklist (Discogs) | Amazon.co.jp
CD 1 THE ALBUM。
Discogsなどでトラックリストをじっくり比べたりすればわかるのですが、このTHE ALBUMは、1988年リリースの既存のアルバムの再発とは少し異なる仕様となっています。
日本で、同じく1988年にリリースされたJohn Sauli名義のアルバムと同じバージョンの音源を、アナログレコードなどから調達し、曲順を変更して再構成したような、そんな感じ。
(私はそれらを持っていませんので、トラックリストを見比べた上での推測なのですが)ROFO名義のアルバムとは曲のバージョンが違いますし(曲の長さが明らかに違う)、John Sauli名義のアルバムとは曲順が違う(バージョンも一部違う?)。というところかな。
わかりにくい説明ですいません。ただ、言えるのは、完全な意味で、既存の2つのアルバム(ROFO / John Sauli)を代替できる仕様ではないということ。あくまで、現時点で入手しやすい第3の選択肢が生まれた、という感じですね。
音質面。基本的には悪くないものの、アナログレコードから調達したと思われる音源があります。
3. Sweet Conversation: 小さめではありますが、パチパチとしたノイズが全体的にあります。
4. You’ve Got To Move It On (Remix): ノイズは目立ってはいませんが、曲が終了する最後のフェードアウト部分で、サーッというノイズが聴こえますから、全体的にこの種のノイズが入っているのだと思われます。
8. Miss Liberty (Remix): 3分45秒、3分55秒付近で、分かりやすいパチパチっという目立つノイズがあります。
CD 2 EXTENDED MIXES。
オリジナル12インチバージョンと、リミックス。詳細はトラックリストでご確認ください。音質はアナログ調達はあるでしょうが、悪くなく、パッと聴いたところでは、CD 1 のような目立ったノイズはなかったように思います。確認不足でしたらすいません。
総評:入手困難である既存のアルバムの完全代替とはならない仕様と、アナログ調達音源は残念。ただ、それでも再商品化により入手しやすくなったことと、やっぱりRofoの曲自体の良さで、星5つ(★★★★★)かな。完璧な星5つではなく、四捨五入的な意味合いでの星5つではありますが。
最後に写真で、本作品を紹介して、今回の記事の締めとしたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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(クリックで拡大) : ブックレットは2つ折りの1枚のペラ紙(4ページブックレット)。英語でRaymond ‘Ray’ Muylle氏(Rofoのメンバー、プロデューサー)の解説付き。
CDレーベル面は、アナログ盤のレーベル面のイメージ。blanco y negro のロゴは、80年代当時のデザイン。
(クリックで拡大) : 内部カバーにはアナログのジャケットが印刷されています。