新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新作 I LOVE ZYX ITALO DISCO COLLECTION 31 が、昨日(大晦日)に届きました。
パッケージの色は写真では伝わりにくいかもしれませんが、蛍光ピンクですね。派手な色合いです。
(トラックリスト | Amazon.co.jp 商品ページ)
(写真はクリックで拡大できます。)
さて、今回の内容なんですが、「完全にイタロマニア向け」です。収録曲の半分以上は初CD化と思われるレアトラックで、メジャーなヒット曲は僅かしかありません。もしイタロ初心者の方がこのシリーズが気になっていて、シリーズ最新作の31を買ってみるかとか思っていたら、やめたほうがいいとお伝えしたいです。31(と選曲が変な12)以外にした方がいいでしょう。
「収録曲の半分以上は初CD化」と知って「ヒャッホー!」と喜べる人のためのコンピです、これは。
ここでいう初CD化は「非公式CDを除く正規盤CDで、多分初CD化と思われる」という意味になりますが、その基準でいくと以下の曲が当てはまります。
CD 1: Tr. 02, 03, 05, 10, 11
CD 2: Tr. 01 〜 08, 11
CD 3: Tr. 04, 06, 07, 09 〜 11
全33曲中、20曲がレアトラック。うーん、やはり完全にマニア向けですね。ヒャッホー!
聴いてみて個人的に良かったのは…
CD 1 Tr. 10: HOLLYWOOD / MIKE UP (Discogs)
アップテンポの派手でキャッチーな作品。イタロディスコだけどユーロディスコよりの雰囲気ですね。これはマニア以外でも聴きやすそう。おすすめです。
CD 2 Tr. 11. DEVIL LOVE (PASSION IN THE DARK) (Vocal Version) / HUMPHREY (Discogs)
これは私は何年も前に非公式CD-Rコンピで持ってたんですが、今回初CD化? 今回改めて聴きましたが、やはり名曲ですねー。1983年のDISCOMAGIC作品なんですが、この時期らしいエレクトリックでラフな音作り、そしてワイルドな雰囲気のボーカル。これらが合わさってたまらなくそそります。
CD 3 07. SHE’S NUMBER ONE (Vocal Version) / MAKE UP (Discogs)
ハイエナジーの名曲として日本でも知られる HE’S NUMBER ONE / FANTASY の男性ボーカル版・カバー? リリースはどちらも1985年。どっちが先? ライターとしてはどちらもLuigi Venegoni氏の名前がクレジットされていて、パクリというわけではなさそう。
曲の知名度は FANTASY の方が上ですが、この MAKE UP 版もいい出来です。FANTASYよりトラック、ボーカルともに心弾む感じで、私は MAKE UP 版の方が好きかもしれません。
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最後に、ユーロビートファンの方では CD 2 Tr. 09. I WANNA BE YOUR LOVE (Hearts Club Mix) / ROSE が気になっている人もいると思うのでご紹介しますと…、
音質は並。アナログマスターでノイズが目立つなんてことはなく、普通な感じです。日本のAvex Music Publishingからのライセンスですが、SEB VOL.7のエディット音源ではなく、収録時間は6分27秒。ちゃんとフル収録で、この1曲のために買って失敗することはないと思います。
イタリアSAIFAMから出ていた eurodance anthology volume one (Discogs) の音は低音が強めで内にこもっている感じがしますが、今回はそういう感じではなく、それより聴きやすいかも。(注意:個人的な意見であり音を波形編集ソフトなどで厳密に調査したわけではありません。)参考までに。
それではー。