SUPER EUROBEAT VOL.172 REVIEW

SEB VOL.172 ですが、今回はオススメです。特に哀愁ユーロが好きな人は楽しめると思いますよ。良作がそろってます。3B が抜けてしまって、個人的にがっかりしてたんですが、今回の勢いが続いてくれれば、だいぶ楽しめそうです。>今後のSEB。 …まあ、過去の例からいくと、次あたりで失速しそうですけど(^^;

01. ONCE UPON A TIME / PAMSY – (4/5)
飛びぬけた印象ではないですが、確かな満足を感じさせてくれる良作・哀愁ユーロ。トランシーで激しいリフと切ないメロディがよくマッチしてますね。オススメ。

02. GO RACIN’ GO! / FASTWAY – (3/5)

03. MAD DESIRE / STEPHY MARTINI – (4.5/5)
久しぶりに来た「ド哀愁」!近頃の哀愁ユーロは綺麗過ぎて魅力がない曲が多いけど、この曲はそんなことなし。やっぱり哀愁ユーロはドロドロしてないと!(笑) KILLING MY LOVE ほどじゃないけれど、KILLING MY LOVE が好きな人なら気に入るでしょう。

04. ONE NIGHT IN TOKYO / ALEXIS – (4.5/5)
物足りない作品がめだっていた ALEXIS ですが、今回は違います。メリハリの効いたキャッチーなメロディと哀愁の絶妙のブレンド。最近の TIME はアグレッシヴな男性ボーカル作品が目立つようになりましたけど、それが女性ボーカル作品にも反映された、というところでしょうか。オススメ!

05. GIMME GIMME GIMME / VIVI – (4/5)
サビはどこかで聴いたような気がしないでもないですが、ハイクオリティな爽やかポップユーロ。EUROMACH の頃の SCP を思い起こさせる仕上がり。

06. DON’T STOP THE MUSIC 2006 / LOU GRANT – (3.5/5)
リフのアレンジはやや残念だけど、ボーカルパートはパックの出来が良いので、オリジナルよりスピード感を感じますね。まあまあ楽しめる出来。ただ、この曲をリメイクする必要はなかったかなあ、と。(^^;

07. I WANNA GIVE YOU MY HEART / DAVE & MERI – (2/5)
08. BABY CALL ME FRANKENSTEIN / JUNGLE BILL – (3/5)
09. COUNTDOWN TO DESTINATION / MANUEL- (3.5/5)
10. DARK AND BRIGHT / NANDO – (2.5/5)
11. EVERY NIGHT / PAUL HARRIS – (2/5)

12. BLACK DEVIL / RAY SUN – (1/5)
もー…、「ただの A-BEAT C」「単なる A-BEAT C」。私には魅力が感じられませんでした。

13. KEEP ON LOVING YOU / QUEEN 26 – (2.5/5)
14. LOVE SHINING / KASANOVA – (2.5/5)

15. PARAPARA GIRL / BARBIE – (5/5)
いい意味で近年の TIME らしからぬ、キャッチーなメロディ。勢いのある女性ボーカル。96、97 年頃の TIME を彷彿させる、ユーロビートらしい良さがたくさん詰まった1曲。172でいちばんのオススメ!

16. GET A BOOM / MARTINA DRY – (4.5/5)
HI-NRG ATTACK 特有のアクが適度に抑えられた聴きやすい1曲。リフは、2001年頃の A-BEAT C と HI-NRG ATTACK が合わさったような印象さえあります。メロディも丁寧に作られている印象で、EBFの頃の HI-NRG ATTACK が帰ってきたような…。これからの HI-NRG ATTACK が楽しみになりそうです。アグレッシヴ系女性ボーカルユーロの典型的作品。

17. GETTING THE FEVER / LISA & ACE – (2.5/5)
18. PROMISED LAND / ANNALISE – (2/5)

Alpha Centauri New Release

UK の Space Synth/Synthesizer Dance レーベル Alpha Centauri から、待望の新作(ニュー・アルバム)がリリースされますので、紹介しておきます。個人的にかなり楽しみにしていた2タイトルです。Electron, Space Project の楽曲は試聴できます。気に入った方はしばらくしたら groove.nl などの取り扱いショップで入手できるようになると思うので、ゲットしてみてください。80’s スタイルのエレクトロ・ダンスミュージックです。

2006.10.31 – New Release – CD Album
Electron “Tides Of Darkness”
Space Project “Beyond Imagination”

Alpha Centauri New Release

QUAKE RECORDS 最新音源をご紹介 @ 2006.10.28

今回は2曲紹介します。両方ともリミックスです。

* CARITO (CANNON CRACKER REMIX) / SPAGHETTINI
QUAKE TRANCE BEST.12 の1曲目を飾った CARITO の CANNON CRACKER REMIX が登場です。長めのイントロやカンカン鳴り響く音、追加されたギターフレーズが特徴ですね。これは正直オリジナルの方が良かったかな。だいぶいじってあるんですけど、全体的にシャカシャカした印象で、うるさく耳障りな感じが…。シンセの音も軽めです。最近の CANNON CRACKER 作品はややイマイチ。BAD BOY, MOSKAU のリミックスは素晴らしかったんですけどねえ。

* BAD BOY (RED MONSTER REMIX) / CASCADA
(I NEED A) MIRACLE に続き、CASCADA の代表曲を RED MONSTER こと松本みつぐ先生がハイパーテクノリミックス。今回もボーカルパートを大切にしているようで、ボーカルの間にハイパーテクノ・シンセリフを挟む手法ですね。前回はボーカルパートとシンセの雰囲気のミスマッチがややありましたが、今回はボーカルパートのメロディを取り入れており問題ありませんね。少々軽い気もしますが、キャッチーで聴きやすいです。これは人気が出そう。

備考 : 今日(2006.10.28)は記事を2つ投稿しています。興味のある方は↓もどうぞ。
「Mac 版 Firefox 2.0 の設定いろいろ – 追記」

オカマdeマプーカ – YAMBOO

11月1日に EXIT TUNES から YAMBOO のアルバムが発売されるわけなんですが、なぜアルバム名が「オカマdeマプーカ」なのか、いままでよくわかりませんでした。YAMBOO のメンバーの二人は実はニューハーフ? とかなんとか考えていましたけど(違いました)、実はその答えは「空耳」でした。(^^;
MAPOUKA / YAMBOO のサビの後のフレーズが「オカマー・イェイ!オカマー・イェイ!」と歌っているように聴こえるようで、そう思って聴いてみると確かにそう聴こえますね。(いままでこの部分は「ウタマー・イェイ!」とか「アタマー・イェイ!」なんて聴こえていましたけど。)
…というわけで(?)、今回はこの曲を紹介します。

* Single Mix, Extended Mix
これはタイトルどおり通常のバージョン。(一応書いておくと、Extended Mix は Single Mix を長くしたバージョン。なお、Extended Mix はアルバムには入りません。) ただ、日本においては通常バージョンのCDリリースは上記のアルバムが最初になるので、日本ではまだ馴染み薄なバージョンでしょうか。ゆったりしたBPMのラテン・ダンスポップです。このバージョンは Google で検索すれば試聴できる海外サイトが出てきたりするので興味のある人は検索してみてください。

* Radiation Remix
日本では一番馴染みのあるバージョンかな。「ギャルトラ夏祭り!」「BEST OF KiRa KiRa Epic TRANCE VOL.2」などに収録されているトランスリミックス。これが一番聴きやすいかも。

* Cannon Cracker Remix
日本人・トランスリミキサーの中でもトップレベルの実力を誇る Cannon Cracker によるトランスリミックス。「オカマー・イェイ!オカマー・イェイ!」の部分を強調してありますね。(笑) 彼にしては押さえ気味の基本に忠実な感じの仕上がりです。あまり壊れていないというか…、ブレイクの構成も普通だし。問題ないクオリティなんですけど、彼にはもっと上のレベルを期待してしまう。それが出来る人だと思うし。CDJ を持っている人は TEMPO +5.0% (NO MASTER TEMPO) がオススメです。より楽しめるかと。

リンク : YAMBOO ドイツ版公式サイト

— CD セール情報 —
↑の記事は関係ないですけど…。私が選曲・曲解説をしたアルバム「QUAKE RECORDS ITALO DISCO」が(この記事を書いている時点で)、HMV.co.jp にて990円(税込み)で販売中。興味あったけど未入手の方、「990円なら聴いてみるか」という方。この機会にゲットしてみてください。

22日夜・追記 : HMVでは売り切れになりました。買ってくれた人、ありがとーございます。(^^) この記事を見て、安売りじゃなくても欲しい、と思ってくれた方は amazon.co.jp へどうぞ。(これを書いている時点では在庫2点ありです。)

JAN SCHIPPER – RETURN TO TOMORROW

えー、 SEB VOL.171, D SELECTION 3 …まだ買ってません。(^^; そのうち買うとは思いますけどね。
まだ買っていない理由のひとつが、前回紹介した SYNTHESIZER DANCE VOLUME 8 と一緒に買った JAN SCHIPPER のアルバムです。このアルバム、出来良すぎ!!! 海外のファンの間で高評価だったので、少し期待してはいたんですが、予想以上の出来栄えでして。お気に入りをリピートして聴きまくっております。みなさんも、シンセサイザーダンス、どうですか~?(^^)
JAN SCHIPPER - RETURN TO TOMORROW
JAN SCHIPPER – RETURN TO TOMORROW
(HYPERSOUND PRODUCTIONS / 2006.06 / HYPS 71033) >Real Player でメガミックス・ファイルを試聴できます。
01. LOST ASTRONAUTS
メランコリックな雰囲気が聴く者を引きつける。特筆するほどでもないけど、気がついたら何度も聴いていたりする、そんな曲。 (4/5)
02. ITALIAN LOVE
タイトル的に注目だけど、タイトルの分かりやすさほど、メロディが分かりやすいわけではないのが、ちょっと残念かな。押しが弱いというか。でも、悪くはないですよ。 (3.5/5)
03. SYNTHETIC WARRIOR
ついつい口ずさみたくなる、かなりキャッチーなメロディがたまらない。最高の仕上がり。ツボをつきまくりのヘビーリピート指定曲。このアルバムで一番お気に入りです。 (5/5)

04. RETURN TO THE PETRIFIED PLANET (3/5)
05. SPACE BOY
クールなメロディ、ちょっぴりダークなイメージがいい。スルメ系です。 (3.5/5)
06. IN CYBER SPACE (ALBUM VERSION)
SYNTHESIZER DANCE VOLUME 7 に収録されていた曲が、アルバム用にアレンジが変更されて登場。じわりじわりと良さが伝わってくる味わい深いメロディが魅力。ボコーダー・ヴォイスもばっちり決まって…、いったんハマるとヘビーリピートもの。 (5/5)

07. GALATIC PRINCESS (3/5)
08. ROMANTIC STAR (3/5)
09. COMPUTER GENERATION (3/5)
10. KWONG PO ROU
どこかトリッキーな雰囲気。途中まで地味な展開が残念だけど、後半になると IN CYBER SPACE のアンサーソングともいえる展開に発展。 (3.5/5)

11. BLACK RAIN (2005) (2/5)
12. IN CYBER SPACE (HOUSE VERSION)
ハウスバージョン、と銘打たれているけど、全然ハウスぽくありません。シンセサイザーダンスそのもの!(^^; 音をややハードにし、ボコーダーヴォイスをより分かりやすく目立たせた感じ。こっちのバージョンも最高! (5/5)

SYNTHESIZER DANCE VOLUME 8

ユーロビートサイト的には SEB VOL.171 の話題が多いであろう時期ですが、私は変わらずマイペースでいこうかと思います。(^^;
さて今回紹介するのは、スイス HYPERSOUND PRODUCTIONS のコンピレーション最新作「SYNTHESIZER DANCE VOLUME 8」。イタロディスコを原点に持つ、エレクトロニックなダンスミュージックです。10日ほど前にリリースされたばかりのアルバムで、さっそく HYPERSOUND にオーダーして入手いたしました。注目は GUSTAF GREFBERG (a.k.a XAIN or LIZARDKING) の新曲・3曲ですね。また、今年の6月にアルバムがリリースされた JAN SCHIPPER の新曲も。ただ、今回の VOLUME 8 は短めの曲が多くて、トータル約57分と、シリーズの中でも特に短いアルバムになってしまっているのが残念といえば残念でしょうか。
このジャンルはボーカルは無かったり、無いに等しいのですが、80’S好きな私 (*) としては、なにかPCで作業したり、部屋でくつろいだりするときに、うってつけのBGMなんです。好きな曲はスピーカーの前でガッツリと聴けますし、そうでない曲もBGMとしては十分楽しめて…、最近お気に入りのジャンルです。ボーカルが入っているのが当たり前のジャンルに慣れていると最初はとっつきにくいのですが、楽しみ方が分かると一気に面白くなってくる音楽ですね。
>Real Player でメガミックス・ファイルを試聴可能 – (*) このアルバムは全て今年リリースの新曲です。

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01. ASTRAL TRAVEL / GUSTAF GREFBERG
02. INTO THE HAZE / DREAMTIME
過去の HYPERSOUND 音源数曲をパクって、ひとつにまとめたような(笑)、そんな曲。聞き覚えのあるフレーズが何回か飛び出してきます。 (4/5)

03. PLANETVIEWS / TOM LACY
04. MOONLANDER / KLASS BIJLAND
ややアマチュア風ですが、味のある作品。明るさと哀愁が混ざり、ゆったりとした雰囲気で、CYBER PEOPLE の作品を彷彿させます。 (3.5/5)
05. COMPULSION TO OBEY / GUSTAF GREFBERG
彼の良さがよく出たアグレッシブな作品。今回の彼の新曲の中で一番おすすめ。 (4/5)

06. DISCO GIRL / NEUTRON
07. THE PIEIAIDES / GUSTAF GREFBERG
08. 3rd DIMENSION / NEUTRON
09. AXEL F THEME (SPACE MIX) / BASED ON BASS
10. REFLEX / DAYLIGHT
11. JUNO DANCE / JAN SCHIPPER
いやー、すばらしい。HYPERSOUND のニュー・エースは彼であることを確認させてくれる1曲。彼特有の魅力的なサウンドメイキング。(ピコピコで、ギュオギュオで、ポコポコ!)そして、ツボをついたメロディ、アレンジ。分かりやすいボコーダー・ヴォイス。今回一番のオススメ。 (5/5)

BONUS TRACK
12. I MISS YOU (DEDICATED TO CAROL) / HUMPHREY ROBERTSON

QUAKE TRANCE BEST.12 収録曲より紹介。

9月27日発売予定「QUAKE TRANCE BEST.12」に収録される曲の中から、今回は4曲紹介します。

** BEHIND THESE HAZLE EYES (SPEED BREAKER EXTENDED MIX) / COMMERCIAL CLUB CREW
ケリー・クラークソンさんの代表曲のカバー、らしいです。曲はまあ、普通なボーカルトランスかな。ボーカルもシンセも無難な仕上がりで、これといって特筆するほどでも…。まあまあ、というところ。 (3/5)

** 7 DAYS 1 WEEK (MARK SHERRYS 2006 OUTBURST REMIX) / DJ MACHINE
B.B.E. のヒット曲のカバー。静かな哀愁を感じさせるシリアスな1曲で、じわりじわりと展開していきます。キャッチーではないし、大盛り上がりもしないけど、確実にひきつけられる魅力を持った1曲。 (4/5)

** SUPER TANZ (MABRA EXTENDED REMIX) / DJ LHASA
DJ LHASA の新曲。タイトルコールの男声SEにややチープなシンセを合わせてありますが…、これも「普通」ですねえ。これといって記憶に残るわけでもない。並、です。 (3/5)

** I CAN’T DANCE (CLUB MIX) / BASS LOVERS UNITED
ボーカルのメロディがキャッチーですね。途中で、ボーカルがピッチアップされるのもいい。なのに、ブレイクの入り方やサビのシンセが「普通」なのが惜しすぎる。リミックスしてシンセをキャッチーに作り変えたら大化けする可能性を秘めていると思います。ROB MAYTH REMIX, SPECIAL D REMIX とか希望~! (3.5/5)

パラサーの星は☆じゃなくて★だと思う

パラ★サー、ゲットしてきました。さらっと聴いたんですが、悪くはないもののイマイチ印象薄いです。強く引きつけられる感じがしなかった、というか。EXTENDED 収録という姿勢は評価したいですし、第2弾的位置づけの「ギャルうた”フル”」には期待していますけどね。(デ・ジャヴ / akemi 入れてよ~。フルで聴きたい。>Heartyさん!)

さて、曲のレビューは、いろんなサイトさんでやっていると思うので、「FANTASY 音源の PARADISE! EUROBEAT シリーズとの比較」っていうのをやってみようかと思います。

05. 中華街姫 (Middle Version) / Eryko
(Middle Version) というバージョンながら、5分14秒という長めの収録時間ですが、PARADISE! EUROBEAT 2 では6分17秒。1分程度短くなってるようです。短くなっている以外は特に変化なしかな。

11. Mellow’s Groove (2006 Mix) / NRG’s Girls
(2006 Mix) ということで、音が滑らかな感じに変化。収録時間は4分52秒。(オリジナルバージョンは PARADISE! EUROBEAT 2 で、5分20秒でした。)

12. Sweet My Heart / caori
PARADISE! EUROBEAT 3 に収録されていた曲。収録時間は変化なしと書いて差し支えないですね。(PARADISE! 5:39 / パラ★サー 5:37) 特にリメイク、というわけではないのですが、パラ★サーのほうが音がクリアになった感じ。音質向上?

13. 六本木純情派 / サクマヒトミ
PARADISE! EUROBEAT 2 に(PARADISE! Edit) – 4分58秒、 で収録されていたこの曲が、オリジナルの EXTENDED で収録。収録時間は 5分1秒。個人的には (PARADISE! Edit) のほうが好きですね。オリジナルにはイントロのオルゴールのような演出がありませんし、(PARADISE! Edit) は「叩き」がありますから。

QUAKE RECORDS 最新音源@2006.09.03

今回は QUAKE RECORDS の最新音源を紹介します。日本人トランスユニット t-xign の曲が4曲あるんですが、ちょっとイマイチですね。辛口レビューになりましたが、正直な感想ということで。音が好きになれない。 …前回紹介した HIROCA さんの曲のほうがクオリティ高いですよ。

** CARLITO / SPAGHETTINI
QUAKE TRANCE BEST.12 の1曲目に収録予定。 元 DR. BOMBAY として話題の CARITO のヒット曲がさっそくイタロダンス・カバーされました。(笑)(商業的な香りがプンプンしますね。) トランスぽくはなく、イタロダンス。オリジナルよりBPMを上げて、音をくっきりさせてあります。まあ、こんなもんかな、というか。妥当な線というか。ちょっと陽気なダンスナンバー。クオリティ的には普通~です。話題性による面が大きいかな。 (3/5)

** TOMORROW (BLACK MONKEY REMIX) / t-xign
t-xign は、DJ t.A.i と xign によるユニット。今回彼らが QUAKE RECORDS と契約。 …ということみたいですね。この曲はさわやかで明るい雰囲気ですが、いかにも和製トランス、かな。音はややぼやけていてハッキリしてないし、和製トランスになぜかありがちな、くどいドラムロール(ホント、なぜ和製トランスって、意味もなくドラムロールばかり「ガー、ガー」とうるさいのだろう…?)。ブレイクも不自然さが残ります。 (2.5/5)

** LET ME GO feat. JAX (FLOOR EDIT) / t-xign
スルメ系の哀愁ボーカルトランス。激しさはやや控えめのメランコリックな仕上がり。ただ、展開がやや遅いこと。ブレイク前がやや長いこと。そして、一番気になるのは、やはり音。なんか、パサパサしてるんですよね。水分がたらん。音にみずみずしさがないというか。乾燥してます。「こういう曲だから」ということではなく、乾燥してると思う。ヨーロッパのこの手の楽曲にはない「乾燥感」(^^; これさえ気にしなければ聴けます。惜しい。CDJ でピッチアップするといいかも。 (3/5)

** TRICK (FLOOR EDIT) / t-xign
イントロのギターが印象的。ボーカルパートぽい、というか、J-POP 的なメロディのシンセがトランスらしくないかな…。ブレイクの転調も、ちょっとこれはねえ…。 (1.5/5)

** J.A.M. -JERK AND MIGHTY- / t-xign
サビのシンセパート自体はまあまあな仕上がりなんですが、そこに辿りつくまでがダメですねえ。残念ながら。J-POP的メロディの前奏。インストのJ-POPを聴いている気分で、個人的にイヤ(^^; あと、和製トランスのダメな部分モード全開の「長いブレイク」「タメまくるブレイク」。いつまでひっぱるのよー? といいたくなります。あと、ブレイクに挿入される 内にこもったような音!これも和製トランスにありがちな罠ですねえ。(^^; あー、イヤ!これ…。 (1.5/5)

KiRa KiRa Epic TRANCE VOL.2 – Exit Trance #01

今回は9月6日に発売されるトランス2タイトルに収録される新曲をご紹介します。

— BEST OF KiRa KiRa Epic TRANCE VOL.2 —
** SPLASH! (ORIGINAL CLUB MIX) / HIROCA
日本人女性ボーカリスト HIROCA さんの楽曲。「GOTTA LOTTA LOVE / DJ TEN feat. FLOWER OF WAVE」(TRANCE RAVE presents LOVE TRANCE -STORY-) も彼女の楽曲のようですね。今作は90年代末期のトランスを彷彿させるメランコリックな雰囲気。初期のATBっぽいといえば分かるでしょうか。サビでは昨今のボーカルトランスらしい派手さもありますが。何度の繰り返して聴きたい爽やかな作品です。音も和製トランスにありがちなチープなものではなく、しっかりと作りこまれており、ダンスミュージックリスナーでも納得の仕上がり。オススメです。 (4/5)

** STORMBRINGER (ORIGINAL CLUB MIX) / HIROCA
かなりアグレッシブな哀愁ボーカルトランス。こちらもリスナー完全対応のハイクオリティ楽曲。聴いていて何かが頭の中をよぎるような、何かに似ているような気分にはなりますが問題ないでしょう。激しいビートはインパクト抜群。ただ、欲を言えばメロディ的インパクトをもう少しほしかったかな。激しさに頼っている面があると思うので。今回紹介した2曲はともに PRODUCED BY DJ SA9。今後に期待できる注目プロジェクトです。 (4/5)

** OH SUZANNA (CLUB DANCE MIX) / YAMBOO
カントリーソングのトランスカバー、かな? …とはいっても陽気な雰囲気ではなく、シリアスなごくごくまじめなボーカルトランス。これは思いっきりはじけたおふざけトラックにしたほうが盛り上がると思うんですよね。ネタがネタだけに真面目さが仇になっているかも…。 (2.5/5)

** TECHNO FOREVER (KRISTER-T REMIX) / DJ XELERAOR FEAT. THE TEASER
We Love Trance presents UMI TRANCE に先行収録されていた作品。いろいろな意味で「並」な出来。音は悪くない。展開もそれなり。そして、それなりに盛り上がる。でも…、ピンとこない。インパクトがない。とにかく「並」、です。 (3/5)

— Exit Trance #01 —
** LISTEN TO YOUR HEART (DJ UTO REMIX) / D.H.T.
UTOさんによるハードリミックス。ややBPM高めのギュイギュイ音・炸裂な仕上り。原曲の面影はボーカルパートくらいですね。格好いいですが、やや単調かも。 (3/5)

** C’MON EVERYBODY (DJ UTO REMIX) / NOTE & PENCILS
日産 NOTE – CM ソングのリミックス。こっちもかなりハード。ギター音も入り、ハード×ファンキーな出来です。トランスではなく、ハードダンスかな。 (3/5)

** ROCKING SON (DELACTION REMIX) / KHUBILAI KHAN
空耳FLASHが話題になっている(らしい…)、この曲を DELACTION がリミックスです。雰囲気としては「もすかう」のリミックス第二弾、というところかな。相変わらず安定したクオリティです。ややBPM低めですが、CD収録のときはどうなるか。BPMアップで聴くことをオススメ (私は、CDJ +6.0% – NO MASTER TEMPO)。後半の転調が楽しい。 (3.5/5)

** RUNAWAY (CANNON CRACKER REMIX) / DJ GOLDFINGER
ボンジョビのカバーを CANNON CRACKER REMIX。シンセフレーズは目立たず、ギターとボーカルをフィーチャーしてありますね。なんか CANNON CRACKER らしくないというか、個人的には期待はずれ。ガシャガシャうるさいだけ、という印象。 (2/5)