THE BEST OF SUPER EUROBEAT 2019 簡易レビューです。オススメは、Tr.03, 04, 06, 10。
(恒例の最初のお断りのようなものですが)ユーロビートレビューは人によって評価が全く違うことも珍しくないですので、まあ、こういう感想の人もいるのか程度の気持ちで、暇つぶし代わりにでもお読みいただければ幸いです。
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01. GOLD NIGHT / DAVE RODGERS feat. EUROBEAT UNION
何度も聴いたのですが、やはり「気合の入った佳作」かなあ。サビが突き抜けないし。MISTY BLUEもそうなんですが、SCPの曲と同じで、技術的にハイレベルだけどピンとこないアレが発生してる、といいますか。DJ Commandさんの技術的なものはすごいと思うんですが…。気合の割にはメロディーのキャッチーさが足らない、まあまあ聴けるアグレッシブユーロ止まり(悪くはないです)。
★★★☆☆ (3.7 / 5)
02. SUPERSONIC HERO / STEVE HOLLEY
GoGo’s. 個人的には印象薄い。ぬるーいメロディ・雰囲気のロック・ユーロ。
★★☆☆☆ (2.5 / 5)
03. FOREVER IN MY MIND / TIPSY & TIPSY
3B (BOOM BOOM BEAT). 3Bらしさたっぷりの哀愁ユーロ。哀愁全振りではなくポップな感じもして聴いていて非常に楽しい。サビが自然と口ずさみたくなってくるキャッチーさがありまして、個人的に一押しですね。オススメ!
★★★★☆ (4.5 / 5)
04. CALL ME THROUGH THE NIGHT / KEN BLAST
NickTheBeat Music. 正統派ユーロビート、という印象を受けました。流れるようにさらっと歌うKEN BLASTさんのボーカルは好みが分かれそうですが、メロディのクオリティは高く、そこはさすがFestariさんかなー、と。オススメ。
★★★★☆ (4 / 5)
05. COSPLAY GIRL / MANUEL
GoGo’s (SCPスタジオ). 跳ねるような歌い回し、雰囲気はいいです。が、まあ、曲を楽しむためのとっかかりが掴めない感じ。
★★☆☆☆ (2.7 / 5)
06. LADY SHY / ELENA FERRETTI
GR Eurosound. 適度にアグレッシブな、聴きやすい哀愁ユーロ。韻を踏むような力強いメロディ、ボーカルが魅力的な1曲です。ELENAさんのボーカルは年齢を感じさせるものになってきてはいますが、そこは新しい魅力かな。ドイツのイタロディスコ・シンガーLINDA JO RIZZOを思い出しましたね。オススメです。
★★★★☆ (4 / 5)
07. PUSSY CAT / MAD COW AND THE FUN CATS
HI-NRG ATTACK. 妙に音が綺麗になってるエナアタの新作。にゃーお!という声が特徴的ではありますが、それ以外は割と正統派な気がします。手堅く作られたユーロビート。まあまあ。
★★★☆☆ (3.7 / 5)
08. CANDY BOY / ANDREA DELFINO
GR Eurosound. 明るい雰囲気のポップユーロですが、インパクトは弱いかなー。サビもいつの間にか終わってリフに入って、あれ?って感じですし。あまりサビって感じがしない。
★★★☆☆ (3 / 5)
09. MISTY BLUE / DAVE RODGERS feat. EUROBEAT UNION
FIRE ON THE MOONやWILD REPUTATIONを彷彿とさせるリフ、演出がかっこいい曲。分かりやすさに欠けるとは思いますが、聴き込めばスルメ系になる予感。私はGOLD NIGHTよりこっちが好きですね。まあまあ。
★★★★☆ (3.8 / 5)
10. DANCE TO THE EUROBEAT / MARK FOSTER
3B (BOOM BOOM BEAT). やや低めなBPMにすることでそれを生かした良さを引き出している作品。メロディにメリハリがあり、こちらも聴いていて楽しい感じ。往年のF.C.F.作品を彷彿とさせる雰囲気もマル。オススメ!
★★★★☆ (4.3 / 5)
11. SANTA MARIA / CHERRY
DELTA. サビを聴いているとMELODIES OF LOVE / HELENAがどうしても頭をよぎる(笑)のですが、まあユーロビートの世界ではままあることですね。そこそこ楽しめる哀愁ユーロ、かなあ。インパクトに欠ける気はしてますけど。
★★★☆☆ (3.3 / 5)
12. TOKYO NIGHT HURRICANE / NICK FESTARI
NickTheBeat Music. 元HI-NRG ATTACKのFestariさんらしい曲。エナアタじゃないけど、エナアタっぽい。でも少し違う。そんな感じのユーロビート。まあまあ。
★★★☆☆ (3.7 / 5)
13. PARAPARA SAKURA / KOSHIN with egg GIRLS
このKOSHINさんは、エイベックスと関わりのある、この「胡臻」さんであってるのかな?中国語で歌われている、J-EUROならぬC-EURO?でもアレンジはEUROBEAT UNIONさんなので、どっちでもあるのかな。メロディーはなかなかキャッチーで、いいんじゃないでしょうか。with egg GIRLSということもあってか、ユニバーサルのパラ★サーやギャルうたフルのようなノリを感じる。いい意味で他の曲とは雰囲気が違うので、気分転換にいいですね。
★★★★☆ (3.8 / 5)
14. DANCE TO THE CARMEN / CARMEN DIVA & BORIS
DELTA. タイトル通りカルメン・ネタ。ネタの割にはBPM低くて淡々としていて、個人的にはちょっと苦手。こういうのはダンスマニア・スピードのような高BPMで展開した方がいいと思うんですが…。BPMをあげて聴けば良くなるかも?
★★☆☆☆ (2 / 5)
DISC-2 哀愁ユーロ NON-STOP MIX
んー、まあ、個人的には数回聴いておしまいになりそう。ミックスはいつも通りな雰囲気で、特別凝った感じもせず。印象に残ったのはTr.23〜26の3B楽曲の重低音が控えめになっている気がして、音が綺麗になっていて聴きやすかったなー、ということくらいですかね。エンジニアの小柳さん、グッジョブ!?なのかな。
Total: ★★★★☆ (4 / 5)
値段が高いのが残念でしたが、新曲ユーロビートが収録された久しぶりのCDということで、そこはやはり嬉しいですね。3B (BOOM BOOM BEAT)楽曲が私は一番楽しめました!
年一盤ということで、曲のクオリティも一定以上に保たれていると思います。私の評価は上記の通りですが、人によって評価は様々。でもこのクオリティなら色々な人が自分なりのお気に入りを見つけて満足できそう。そういう意味で「一定以上」の出来と感じています。
余談。収録時間はDISC-1・70分。DISC-2・76分。74分規制は解けたのでしょうか。DISC-1はあともう1曲入りそう。あと1曲入れればよかったのにーとは思いました。そうすればトータル50曲になりますしね。