FIFTH STAGE D SELECTION VOL.2 簡易レビューというか感想

SUPER EUROBEAT PRESENTS INITIAL D FIFTH STAGE D SELECTION VOL.2
SUPER EUROBEAT PRESENTS INITIAL D FIFTH STAGE D SELECTION VOL.2

(Track Listing) [収録時間情報追加済]

02. DANCE EUROPE EXPRESS / KING & QUEEN →非ノンストップ・CD初収録
(A-BEAT C)
03. I’M LIVING IN THE NIGHT / MEGA NRG MAN →CD初収録
(A-BEAT C)
06. DREAM OF LOVE / ANNALISE →未発表曲
(A-BEAT C)
07. HOOLIGANS / P.STONE →非ノンストップ・CD初収録
(HI-NRG ATTACK)
08. NONSENSE SENSATION / PAUL HARRIS →非ノンストップ・CD初収録
(DELTA)
12. 7LAPS TO GO / POWERFUL T. →非ノンストップ・CD初収録
(A-BEAT C)
13. CITY OF ANGELS / ACE →未発表曲
(SCP)
14. FUNKY TOWN / P.STONE →未発表曲
(HI-NRG ATTACK)
15. RED HOT PLANET / MEGA NRG MAN →非ノンストップ・CD初収録
(GO GO’S MUSIC)

レビューというか、感想程度の物ですが、書いてみますと。
まあ…。可もなく不可もなく、そこそこ、でしょうか。リストアップした曲の中で特に特筆すべきクオリティの曲はなく、かといって、ひどいというほどでもなく…。
ユーロマニア、比較的熱心なユーロ好きの頭文字Dファン向け。かな。

太字にしてある曲は、そこそこ楽しめました。
「02. DANCE EUROPE EXPRESS」そつなくまとまったA-BEAT Cユーロ。少し懐かしい感じ。派手さはなく、おとなしい曲ですが。
「03. I’M LIVING IN THE NIGHT」少し哀愁入ってるのが個人的に好み。
「07. HOOLIGANS」エナアタらしいサウンド。でも、くどすぎず、ちょうどいい感じ。明るいアグレッシヴユーロ。

SUPER EUROBEAT VOL.223 簡易レビュー

SUPER EUROBEAT VOL.223

今回は…、ダメだ、こりゃ。

(悪い意味で)ヤバい。ピンとくる曲が少ししかない…。

ただひたすら、出がらしのような曲が続く、VOL.223。
VOL.221, 222 では全曲に星をつけてましたが、その気力も起きないですね…。221, 222 と比べると一気にクオリティダウン…。
ジャケットは(例によって素材画像でしょうが)写真の選択がよく、個人的には好みなんですけど。
そこそこ楽しめたのは次の3曲と2曲。

04. WALKING ALONE IN LONDON / MEGAN
★★★★☆(3.9/5)
Sinclaire Style。WHEN I CLOSE MY EYES / CHERRY の現代版。と言えばいいかな。ネタ的な意味で楽しめます。

12. RINGTONE / BORIS
★★★★☆(3.9/5)
DELTA。ブックレットで「ジンギスカン・ユーロ」と紹介されてますが、まさにそんな感じ。あの「ジンギスカン」のような雰囲気。でも、一時期のエナアタのロシアンユーロほどしつこくはない。メロディがキャッチーなのが○。

15. WELCOME TO THE SHOW / TANITH & DARK EVIL
★★★★☆(4/5)
SCPによるハイパーテクノ風ユーロ。男性ボーカル、女性ボーカルの組み合わせが初期FASTWAYを思い出させてくれます。

///////

06. MAGIC CAR / POWERFUL T.
★★★★☆(3.7/5)
SUN FIREより。A BEAT 時代の蔵出しではないです。躍動感あるリフとPOWERFUL T.さんのボーカルの魅力で楽しめる。

14. TEARFUL EYES / LES
★★★★☆(3.7/5)
Sinclaire Styleの HI-BPM 女性ボーカルユーロ。スピーカーではなく、ヘッドフォン推奨です。スピーカーだとボーカルがエコーがかかったように聴こえるんですよね。淡白な雰囲気ですが、ヘッドフォンでそこそこ聴ける曲に。

///////

その他の楽曲 (Other Songs)
★★★☆☆(3.0 to 3.5/5)
上記5曲以外は、5点満点で、3〜3.5。可もなく不可もなく。酷くはないけど、つまらない。そんな感じ。
SUN FIRE の曲は、なんだか TOSHIBA EMI / EUROBEAT BOX の頃の DAVE プロデュース楽曲を思い出します。あと、リフの音がみんな同じw

Total: ★★★☆☆(3/5)

Amazon MP3 で全曲試聴可能 / Track List

電気グルーヴがYoutubeでイタロディスコを紹介

電気グルーヴのYouTube Music TV

電気グルーヴのピエール瀧氏、石野卓球氏が出演しているこのビデオ。イタロディスコ & ルーツ・ハイエナジーと題して、イタロディスコ、ハイエナジーを紹介している番組です。日本語の映像媒体でイタロが紹介されているのはかなり貴重というか、この番組以外にあるのか?と言いたくなるくらいのレベルですので、イタロ好きな方はご覧になってみるといいです。

ただ、この番組は正直、突っ込みどころもあります。番組中で石野氏が楽曲を紹介しているんですけど、どうやら彼は「イタロディスコからハイエナジーが生まれた」みたいな認識のようなんですけど、これって思い切り間違いだと思います。(2:10)
私の認識は、70年代末にアメリカ、カナダ、イギリスのゲイディスコがハイエナジーに変わり、同時期にゲイディスコをベースにしてイタロディスコも生まれ、相互に影響し合いながら80年代後半まで曲が作られていった、というもの。
ところが石野氏は「イタロディスコは80年代前半から半ば」で「のちに」「それがハイエナジーとなり」と発言。
「おいおいおいおいおいおい!!!!」 ハイエナジー好きは人はここで突っ込みますよねw
1980年〜1982年のハイエナジーもあるのに、なくなっちゃったよ、否定だよ! とw
ハイエナジーを語る上では絶対外せないボビーOは1982年にハイエナジーのリリースを始めているし (楽曲のライセンス表記は1981年の場合もあるので、81年に制作開始の可能性あり)、
これまた外せないカナダのハイエナジーユニット LIME は1980年にYour Loveでデビュー。
ほかにも調べれば、80年、81年のハイエナジーというのは出てくるものなのです。ちょっと調べればイタロ→ハイエナジーって認識にはならないはずなんですけど…。
「番組的に分かりやすくするために〜」とかだったら、誤解を生むのでやめてほしかったです。

あと残念なのは「ロシアのイタロディスコとは言わない」って発言。(27:08)。 いいえ、言います。言ってOKです(番組で氏が思い浮かべていた作品に適当かどうかは別として)。イタロディスコは「イタリア風のディスコ、イタリアスタイルのディスコ」って意味もあるので。そもそもイタロディスコという言葉を作ったのはドイツのZYX Recordsのオーナーであり、同社のコンピレーションシリーズ The Best Of Italo-Disco。このシリーズにはドイツ、オランダやスペインの「イタロディスコ」も収録。CDジャーナルのイタロディスコの解説では The Best Of Italo-Disco のジャケット画像を載せながらも「“イタリア産”ディスコ・ミュージックを指しております。」なんて書いちゃってる滑稽な事にもなってますが、非イタリアの「イタロディスコ」は別におかしくないのでご注意を。

その後、石野氏はイタロディスコじゃなくてハイエナジー、と言い直しているんですけど、これも残念。非イタリア産のイタロディスコを言い直すならハイエナジーではなくユーロディスコでしょ!と思うのでした。

…とまあ、いろいろ突っ込んでみましたが、いかがだったでしょうか。細かい事いろいろ書いてしまうのも、このジャンルを愛するが故とご理解いただければ幸いです。過去には「イタロディスコ「再評価」の弊害」って記事も書いていて、今回と被る面もあるのでお時間があればご覧ください。

長くなりましたが、今回は以上。 ではではー。

Updates (2013.05.04)

Updates (2013.04.20)

SUPER EUROBEAT VOL.222 簡易レビュー

SUPER EUROBEAT VOL.222

まさかのエナアタ最高得点! w

SEB VOL.222、簡易レビューです。意外な伏兵がいましたw エナアタです。やってくれましたww
12. LUCKY LUCKY / GARÇON
★★★★★(4.8/5)

サビのメロディはやや単調ですが、A, Bメロ、リフのクオリティが高く、222ではこの曲が最高ですね。個人的に、こういうポップだけど、少し哀愁要素もある曲って弱いです。いい!
ところで、アーティスト名表記がついに正式の(?) GAR"Ç"ON になってます。でも、カタカタ表記は
「ガーコン」のままw いまさら「ギャルソン」には変えられない?

Tr.1, 2 のSCPは「まあまあ良い」出来。なんじゃそりゃ。ですけど、そんな無難な出来です。
Tr.3 のKAIOHことフェデリコ君の曲は「なかなか良い」。この曲はクレジットが要注目。
GOGO’S Eurobeat Productions。SCP的なクレジット表記(SCPは、SCP Eurobeat Productions)で、SCPのスタジオでもあるRitmo & Blu studiosがプロデュースにクレジットされてます。
某海外フォーラムで「SCPとGOGO’Sが合併する」とかなんとか噂されてるのは、この辺が噂の出元なのかな?

Tr.05 のNORMAさんの曲は、なんか「シンプルながらも良い出来」。哀愁なんだけど適度にアグレッシブで、好みです。

Tr.08 FARINAさんの曲はサビメロがやや分かりづらいけど、私は好きです。3Bらしいアグレッシブユーロ。自然とスピーカーのボリュームあげちゃいました。ブックレットでは3Bはここ数年音が変わってない、ぽく書かれてますけど、リフのうねるような音は、最近流行のEDMを意識してるぽいし、それなりに変化してると思いますよ。

Tr.14 のSinclaireさんの曲は女性ボーカルポップユーロ。無難な出来ですね。いい曲なんですけど、221が良すぎたので、少々期待はずれ。

以下、楽曲別の点数です。太字がオススメ。
Amazon MP3 で全曲試聴可能です。

01. DANCE IN THE STARLIGHT / ACE
★★★★☆(4/5)
02. LOVELY / IRENE
★★★★☆(4/5)
03. SUNLIGHT / KAIOH
★★★★☆(4.3/5)

04. STRANGERS IN THE NIGHT / DAVID DIMA
★★★★☆(3.7/5)
05. GIMME LOVE / NORMA SHEFFIELD
★★★★☆(4/5)

06. DANCE ON THE TOP OF THE FIRE / CY-RO
★★★☆☆(3.5/5)
07. NOTHING’S GONNA STOP US TONIGHT / ANNALISE
★★★☆☆(3.5/5)
08. LAST OF EUROBEAT / MARK FARINA
★★★★☆(4.5/5)

09. REBORN MY FIRE / CHERRY
★★★☆☆(3.5/5)
10. INTO THE MOON / DAVE & FUTURA
★★★★☆(3.9/5)
11. YOU COULD BE MINE / DREAM FIGHTERS
★★★☆☆(3.3/5)
12. LUCKY LUCKY / GARÇON
★★★★★(4.8/5)

13. BOYS DO FALL IN LOVE / LOU MASTER
★★★★☆(3.9/5)
14. BAD JOY / TORA
★★★★☆(4/5)

15. SEB 4 U (WILD MIX) / SEB ALL STARS feat. ANDREA MARTONGELLI
点数は割愛。まあ、でも221のほうがいいかな。音が増えすぎてゴチャゴチャしてます。サビはボーカルが音に負けて薄れてしまってるし。
BONUS TRACK
16. WILD BOYS (ORIGINAL VERSION) / RICH HARD
点数は割愛。早くなっただけ。

Total: ★★★★☆(4/5)