アメリカのレーベル disko warp から、新作アルバムのサンプルが届きましたのでご紹介します。
disko warp presents speedisko vol. 2
(2010.07 / DWARP-016)
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Tracklisting & Review
1. Becky / I Wanna Be A Ninja (Speedisko Version) (6/10)
ユーロビート的な音が使われている Happy Hardcore / Eurodance というところでしょうか。サビのメロディ、ボーカルの歌い方が、やる気無さげで、勢いに欠ける曲。微妙です。
2. JUSTiNB feat. Charlotte / Need To Find You (Initial P 2010 White Label Remake) (7/10)
Hands Up Trance 風味の Happy Hardcore。こちらもボーカルが物足りないのですが、シンセパートはなかなか格好いい。ボーカルは飾りと考えればなかなか聴けます。
3. Foxxie / Don’t Don’t Go Away (Ian K Remix) (8/10) [Recommended!]
早口の加工されたボーカルと、ギュイギュイな高速シンセがマッチした良曲 / Happy Hardcore。自然と体が動く仕上がり。おすすめ!
4. Kick & Punch / Space Space Shooter (Disko Warp Brand New Remix) (6/10)
躍動感あるシンセリフはいい。最近のSEBにも使われてそうな音ですね。 …ただ、これもボーカルが弱い。淡々と歌うボーカルはこのレーベルの特徴だとは思うのですが、どうにも馴染めません。
5. Sonatia / I Love You Goodbye (5/10)
これもやる気なさそうな淡々としたメロディ。全然盛り上がらない。シンセの音は悪くないのにもったいない。5/10という評価はシンセの音作りへの評価込みです。これでシンセがダメだったら2/10とか3/10ですね。
6. Thomas Howard Lichtenstein / Keep It Real (Disko Warp Techpara Remix) (4/10)
Techpara Remix ということで、HYPER TECHNO スタイル。爽やかな男性ボーカルに、やや軽いシンセ、やや低めのBPMと、物足りない要素が多い。
7. Initial P / My Life Is So Crazy (5/10)
ほぼ高速シンセで構成されたダンスナンバー。 Ridge Racer のサントラを彷彿とさせるサンプルも挿入された勢いのいい曲です。ただ、単調さ、勢いの空回り加減といった面もあり、いまいち突き抜けません。
8. Peroxide Mocha / Don’t Have My Baby (Chris Jay Radio Edit) (4/10)
うーん…、これも淡々としてるなあ。こういう作風だ、と理解した上で聴いてもピンとこない。ダークなユーロダンス。
総評:
レーベル発足当時よりはクオリティは良くなってはいますが、微妙な曲が多い。実力不足を露呈している出来といいましょうか。唯一オススメできる Tr.3. Foxxie / Don’t Don’t Go Away (Ian K Remix) は外部からのリミキサー Ian K によるリミックス曲で、この曲の出来の良さが逆にこのレーベルの実力不足の印象を強くする結果に。購入はよく試聴してみてから、ですね。