今回は QUAKE RECORDS の最新音源を紹介します。日本人トランスユニット t-xign の曲が4曲あるんですが、ちょっとイマイチですね。辛口レビューになりましたが、正直な感想ということで。音が好きになれない。 …前回紹介した HIROCA さんの曲のほうがクオリティ高いですよ。
** CARLITO / SPAGHETTINI
QUAKE TRANCE BEST.12 の1曲目に収録予定。 元 DR. BOMBAY として話題の CARITO のヒット曲がさっそくイタロダンス・カバーされました。(笑)(商業的な香りがプンプンしますね。) トランスぽくはなく、イタロダンス。オリジナルよりBPMを上げて、音をくっきりさせてあります。まあ、こんなもんかな、というか。妥当な線というか。ちょっと陽気なダンスナンバー。クオリティ的には普通~です。話題性による面が大きいかな。 (3/5)
** TOMORROW (BLACK MONKEY REMIX) / t-xign
t-xign は、DJ t.A.i と xign によるユニット。今回彼らが QUAKE RECORDS と契約。 …ということみたいですね。この曲はさわやかで明るい雰囲気ですが、いかにも和製トランス、かな。音はややぼやけていてハッキリしてないし、和製トランスになぜかありがちな、くどいドラムロール(ホント、なぜ和製トランスって、意味もなくドラムロールばかり「ガー、ガー」とうるさいのだろう…?)。ブレイクも不自然さが残ります。 (2.5/5)
** LET ME GO feat. JAX (FLOOR EDIT) / t-xign
スルメ系の哀愁ボーカルトランス。激しさはやや控えめのメランコリックな仕上がり。ただ、展開がやや遅いこと。ブレイク前がやや長いこと。そして、一番気になるのは、やはり音。なんか、パサパサしてるんですよね。水分がたらん。音にみずみずしさがないというか。乾燥してます。「こういう曲だから」ということではなく、乾燥してると思う。ヨーロッパのこの手の楽曲にはない「乾燥感」(^^; これさえ気にしなければ聴けます。惜しい。CDJ でピッチアップするといいかも。 (3/5)
** TRICK (FLOOR EDIT) / t-xign
イントロのギターが印象的。ボーカルパートぽい、というか、J-POP 的なメロディのシンセがトランスらしくないかな…。ブレイクの転調も、ちょっとこれはねえ…。 (1.5/5)
** J.A.M. -JERK AND MIGHTY- / t-xign
サビのシンセパート自体はまあまあな仕上がりなんですが、そこに辿りつくまでがダメですねえ。残念ながら。J-POP的メロディの前奏。インストのJ-POPを聴いている気分で、個人的にイヤ(^^; あと、和製トランスのダメな部分モード全開の「長いブレイク」「タメまくるブレイク」。いつまでひっぱるのよー? といいたくなります。あと、ブレイクに挿入される 内にこもったような音!これも和製トランスにありがちな罠ですねえ。(^^; あー、イヤ!これ…。 (1.5/5)