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SUPER EUROBEAT VOL.247。率直な感想を綴っていきますと…。
まず、とても懐かしい感じがしました。当時のCDの雰囲気を非常によく再現できている、とは言えると思いますね。それがコンセプトであったなら、成功しているのは確かです。
ただ、裏を返すとそれは、中古で90年代のユーロCDを買ってきても、似たような良さは味わえるということでもあります。新品のCD買ってきたのに、中古CD買ってきたような気分にも正直なります。
なのでー…。
昔、SEB聴いてたけど、(売ったりするなど、何らかの理由で)今は手元にないな。って人が、ノスタルジーに浸る意味で買うのはアリです。中古CDよりは高くつきますが、そこは考え方次第でしょうか。
SEB全作を集めたいわけじゃないけど、90年代のSEBはたくさん持ってるよ。最近も時々聴いてるよ。って人は、コスパの面できついかもしれません。良くも悪くも新鮮味は薄いでしょう。
SEB全作を集めたい人は、内容の好みに関係なく、買うしかないですね、ハイw
うーん、MAHARAJA NIGHTシリーズのように、EUROBEAT FLASHの曲も入れたり、 Cyber Trance 10th Anniversaryのように他社音源引っ張ってみたりすれば、少しは違った結果になっていたかもなあ、と思いました。
HIPER EURO No.1の曲が混ざったSEBとか、一度くらいあったら面白いかも。なんてね。(トリッキーな手段なので、拒否反応ある人もいるでしょうけど。)
総評: ★★★☆☆ (3/5)
既存曲のノンストップであっても、驚くほどの技巧が施されたノンストップで、選曲も文句なしなら、星5もあり得ますが、本作はそこまでではないと思いました。意図的でしょうけど、EBFの曲は入ってませんし。また、一線を超えた感のある価格設定もマイナス。久しぶりに買おうかと思ったけど、価格で躊躇して…って人は出ると思いますね。
一方で、BUNTAさんの復活、そのミックスの雰囲気、ブックレットにおけるディレクターさんたちのライナーノーツなど、ノスタルジックな魅力を持っていると感じたのも確かでした。聴きながら昔のことがふっと頭の中をよぎったりもした、そんな仕上がりです。
上記条件を考慮しますと、星3つ、というところかな、と思います。
やや厳しめに感じる方もいるかもしれませんが、星4つかな?と考えた時に、星4つの新譜盤と同じレベルの満足感を感じていない自分に気づいて、やはり星3つになるなあ、と思いました。この辺は、購入者次第ですね。人それぞれといいますか。
それでは。
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(なお、SUPER EUROBEAT VOL.248 ですが、ブックレットで、CD2枚組・2018年4月18日発売予定の旨、記載がありました。)