VOL.4の簡易レビューをお届けします。
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SUPER EUROBEAT presents頭文字D Dream Collection Vol.4
DISC1 : NON STOP REMIX VERSION
あくまでも曲によるのですが、今回はDJ BOSSさんは結構ミックスを頑張られているなあ、という印象。細かく叩いたり、音ネタ入れたり。また、VOL.2/3 のミックスでは違和感のある、くどい部分がありましたが、今回はなく、自然なミックスでした。
DISC2 : EXTENDED VERSION
01. INITIAL D HELL / DAVE RODGERS
2019年のアルバム、DEJA VU等より。特別良くはないが悪くもない、安定した、スタンダードな出来のアグレッシブ・ユーロです。
02. ROCK THIS WAY / NICK KEY
初CD化。お蔵出し(RODGERS & CONTINI RECORDS)。2000年代半ばかなぁ?うーん、まあ、お蔵出しだな、という印象。悪くはないが印象薄めでとっかかりがない、ロック系アグレッシブ・ユーロ。
03. KISSES OF LOVE / SUZY LAZY
AEROBEAT Eurobeat-Version 2にノンストップ収録されていた曲。deltadance.comに水を入れてスプーンで数回かき混ぜたような1曲。そこそこ楽しめる。
04. DEEP INTO YOUR LOVE / PRISCILLA
EUROMACH 5にノンストップ収録されていた曲。DELTAの哀愁ユーロで、まあ、平均的な出来だと思います。
05. QUEEN OF YOUR NIGHTS / MICHELLE ROSE
HI-NRG ATTACKから配信 SUPER CAT-TUNE BEAT に収録されていた曲。初CD化。キャッチーなサビのメロディがいい。ほんのり哀愁風味。おすすめ。
06. SAMURAI / JIMMY BRAVO
EUROMACH 7にノンストップ収録されていた曲。EUROMACH 7では2曲目に収録され、当時のイチオシ曲の一つでしたね。懐かしい名曲。
07. LIE TO ME / FIRE STONE
SCP から配信 EUROBEAT KUDOS 10 に収録されていた曲。初CD化。骨太な雰囲気と疾走感が魅力的な1曲。アグレッシブユーロだけど、これは結構スルメ系かな。聴き込みを推奨。
08. LOVE ME CRAZY / MADDY LAYNE
EUROMACH 3にノンストップ収録されていた曲。飛び抜けてはいないけど、味わい深いメロディがマル。スルメ系哀愁ユーロ。
09. NO RETURN / FASTWAY
EUROMACH 13にノンストップ収録されていた曲。個人的にはユーロマッハシリーズの退潮を思い出す1曲。SCPの勢いが失われていった…。
10. GOT TO RUN / MADISON
Sinclairestyle から配信 BRATT SINCLAIRE EUROBEAT STYLE Vol.3 に収録されていた曲。初CD化。やや暗さを感じる、哀愁アグレッシヴユーロ。淡々としている。
11. LAST FLIGHT TO JAPAN / SOPHIE
初CD化。お蔵出し(TIME)。壮大な雰囲気のある、TIME製・哀愁ユーロ。哀愁に徹した感じではなく、ポップなメロディも混ぜてあるのが特徴。私的には、哀愁に徹して欲しかったかなー。ポップな部分で熱が冷める感じ。まあまあ。
12. WANNA BE YOUR LOVER / KAREN
初CD化。お蔵出し(RODGERS & CONTINI RECORDS)。リフ、A・Bメロ、サビ、どれも平均以上のハイクオリティで、なぜこれがお蔵入り?と不思議になる出来の1曲。正統派の、とてもキャッチーなユーロビート。おすすめ。
13. LET’S DANCE / JOCK LEE
初CD化。お蔵出し(TIME)。こちらもお蔵入りが不思議になる1曲。ノリノリなメロディ、ボーカルがたまらないTIME流アグレッシヴ・ユーロ!個人的にはこの曲が今回のナンバー・ワン! イチオシ!
14. TOKYO BABY, MIDNIGHT LADY / MOTE MOTE
HI-NRG ATTACKから配信 PLANET TOKYO に収録されていた曲。初CD化。あまり盛り上がらないけど、トキオーー!と伸ばして歌うサビなど、コミカルな雰囲気はなかなか楽しい。
15. GAME OVER / ROMEO
DELTAから配信 EUROEBAT MASTERS Vol.20 に収録されていた曲。初CD化。こちらもイマイチ盛り上がらない佳作。イケイケユーロ作ろうとして、結果、淡々とした出来になった、という感じ。
一部楽曲の音質について:
今回は一部の楽曲で音質面で難があるように思えたので、記述しておきます。
DISC1
04. STORMY NIGHT / DAVID ROPA
全体的に音がザラザラしていて、音質は良くありません。SEB VOL.147に収録されているEDIT音源と比べると、すぐに違いがわかります。本作と比べて聴くとSEB VOL.147の方が非常にクリアな音質に感じるくらい、そのくらい違います。うーん、どこから音源持ってきたんだろう…。
DISC2
01. INITIAL D HELL / DAVE RODGERS
この曲はもともとサビのあたりで、意図的かどうかはわかりませんが、チャリチャリ、ジャリジャリというノイズのような音が入っています。それがこのDISC2では、DAVE自身のアルバムと比べ、全体的に音量が上げられているせいか、目立ちやすくなっているようです。逆にDISC1のノンストップでは、エンジン音などの効果音が重なり目立ちにくくなっています。で、まあ、もともとなので、あまり気にすることなく楽しむのが吉。
08. LOVE ME CRAZY / MADDY LAYNE
DISC1 Tr.18にも収録され、共通の問題ですが、曲の一部が、かすれているように聴こえます。また、DISC2で曲の終わりのフェードアウト部分が完全に音がフェードアウトしないままブツ切りのように終わり違和感がありました。
また、DISC2の多くの曲で、曲の最後の空白部分が非常に小さく、次の曲と曲が繋がっているように聴こえます。実際にはわずかに空白があり、繋がっていないはず、とは思うのですが…。
ただ、恐らくこれはDISC2の合計収録時間がその理由でしょう。トータル78分58秒。79分に収めたかった? んー、あと30秒くらい増えても大丈夫そうですけどね。
Total: ★★★★☆ (4/5)
音質面で難はあったのは残念でした。しかし、LET’S DANCE / JOCK LEE, WANNA BE YOUR LOVER / KAREN などハイクオリティなお蔵出し楽曲が楽しめること。DISC1のノンストップも、最近のBOSSさんのミックスの中では気合の入った出来でよかったことから、この評価となりました。
今回は以上です。それではー。